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  • はじめに

    2005年に有限会社を設立して20周年になる。当時はマイクロ法人という言葉も概念もなかったが、そのコンセプトを実践するために作った法人だ。この法人を作っていなかったら今の僕は無いといっても過言ではないほど大きな転換点になったことは間違いない。

    外資系コンサルティングを辞めてベンチャー企業に就職しようとした時に、コンサル時代の年収だと払えないのでかなり低い金額提示を受けた。マンションの1室でまだ一桁の社員しかいないベンチャーの判断としては僕が社長だったらそうするだろうと思い、社長としても精一杯の提示をしてくれたと判断した僕は何とか着地点を見出すために、一つの提案をした。

    「正社員じゃなくて、法人作るので業務委託として仕事させてください」

    お給料払う際には、法定福利費も負担していますよね。消費税(当時は5%でした)は控除出来るので、社員採用の場合に払う額面を1000とした場合、実質負担分とイコールになる1170を請求させてもらえませんか、と提案したら、あっさりOKもらえました。

    社員として給与をもらう場合は、1000が745になってしまうので、結果、コンサル時代と比べても殆ど変わらない水準に着地出来ました。

    その後昇給(業務委託費増加)を繰り返す度、この社員と法人のギャップは大きくなり、手残りを増やせたことで資産を膨らませることが出来たのが、1億円到達の要因としては一番大きかったのではないかと思います